現在(2025年3月)、木更津市郷土博物館によればこの建物は「倉庫」であるため、見学も利用も出来ないとのことです。ただし「博物館 友の会」の活動日には開館しています。 毎月隔週(通常は奇数週)の日曜日に「土器サークル」が活動しているので、この建物にご興味のある方は訪れてみてはいかがでしょう。
建物に入って室内を見ることができるのはもちろん、サークル会員の手により形状や質感が再現された火焔土器などを鑑賞できます。もちろん、木更津市民であれば友の会に入会して自ら土器を作ることもできます。詳しくは木更津市郷土博物館に問い合わせてみてください。 土器サークルについては、こちらのサイトでも紹介されています。
入口で招かれそのまま室内へ。説明を聞くと、あまりに土器づくりが面白そうだったので、当初の興味が建築だったことも忘れ、即入会することにしました。もう木更津市民であるから遠慮は不要です。
使う粘土は自家製です。会員みずから勝浦の崖で採取した土を数年かけて風化させ、砂と水を混ぜ、これまた自家製の練り機で小分けにしたものをビニール袋に入れて密封保存します。
縄文土器の造形は、紐状にした粘土を輪にして積み上げて器の形にしていきます。 複雑な渦巻き模様を指でゆっくりと練り上げていく時「いま、縄文人と同じ手触りを体験している」という恍惚に浸ってしまいます。しかも、両手でリアルタイムに形が生まれていくのが素直に楽しい。
日頃、デジタルでモノづくりをしている筆者には、たまらない喜びです。モニター越しのもどかしい造形作業に耐えた日々への極上のご褒美となりました。